お久しぶりになります。
しばらくブログを休んでしまったのですが、また地味に再開しようと思います。
ブログ休んでいる間は新聞広告のイラスト仕事をしていました。ブログで何も言わず突然休みに入ってしまい申し訳ないです。
ブログ再開は何を書こうかと考えたのですが、今回の突然舞い込んだ愛媛新聞社での5枚のイラストをブログで紹介したいと思います。
愛媛県にある創業1635年の老舗のそうめん会社
五色そうめん株式会社森川さん(https://goshiki-soumen.co.jp/)のイラストを今回描かせて頂きました! とにかく歴史が凄すぎるので説明載せます。
寛永12年(1635年)、藩主松平定行の国替えに従って伊勢桑名から移り住んだ長門屋市兵衛が伊予松山の地で創業して以来、当社は三百八十余年にわたりそうめんを作り続けています。享保7年(1722年)、八代目長門屋市左衛門が色麺の技術を編み出し、5色の彩りのそうめんが時の将軍や朝廷から称えられて、「五色(ごしき)そうめん」の名は全国に知られるようになりました。幕末ごろから流行した「伊予節」にも松山の名物名所のひとつに唄われています。長い歴史の中で時代とともに変化を加えながら自然の素材にこだわり、梅肉や抹茶などを練り込んだ鮮やかな色彩と、手延べそうめんならではの強いコシと滑らかな食感を守り続けています。
300年以上も歴史ある会社からイラストを頼まれるのは本当ビックリでした!
もちろん直接ではなく、デザイン会社さんからイラストの依頼が来たのですが、今回本当にお世話になりました。
デザイン事務所カンカクさん(https://kankaku-ad.com/)
五色そうめんさんと同じく愛媛にあるデザイン事務所さんです。
今回の新聞広告のセンスはデザイン事務所さんのスゴ技なんです!
アイデアが本当素晴らしく、イラストに言葉や文章が入ると何倍にも雰囲気が上がる感じがして感動でした!
歴史ある会社が作った、『ゴシキメン』と言う戦隊ヒーローもすでにスゴイのですが、さらにカンカクさんの打ち出す広告のテーマが昭和と哀愁と言う所もセンスあります!
どちらも振り切ったセンスあるので必死で良いものを届けようとの一心で今回のイラスト描き上げました。
イラストは、まずざっくりとした『こんな感じで描いて欲しい』と言うラフが送られて来て、僕はそのラフを見ながら今までの経験を頭の中でめぐらせます。
昭和なら自分が育った時代なので、
公園には緑の電話ボックスだったなとすぐにその場面が記憶の片隅から出て来ました。
(見て知ってる、読んで知っているだけでない、実際経験している事って大事な時ありますよね)
では哀愁と言うとなんだろうと考えた時、出て来たのは缶コーヒー、忘れ去られたサッカーボール、街灯に群がる蛾。
(冬はすぐ冷めるけど缶コーヒー買ったよねとか、なぜか公園に置き去りになってるボール、街灯に蛾が沢山集まってたとか。。。)
そして出来上がったのがこのイラストです。
(※ちなみに本番のイラスト描くまでにラフ提出などあります)
なかなか夜の雰囲気もよく描けたと思います。(意外に気に入ってるのは五色公園と言う看板です)
ちなみにこのイラスト、線画は鉛筆画で色はデジタルになります。 (昭和と言う感じが鉛筆線の柔らかい雰囲気だなと思いアナログにしました)
また、文章は隠してメッセージもあったりと色々なアイデアが詰め込んであります。(文章を縦読みすると読めますので是非読んで下さい)
何とか良いものをと思い一生懸命描いて締切にも間に合い無事新聞掲載されました!
一つイラストが終わり実際新聞見てようやくホッとします。
実際の新聞です。結構大きいです!
2回目に続く。。。