『許されざる者』を観た。
注意
※ネタバレを含んでいると思うのでまだ映画見てない方は読まない方が良いと思います。
みなさんこんにちは。
今日は珍しく映画の話になります。
冬休み中にレンタルで観た映画です。
『許されざる者』
『マグニフィセント7』
どちらもウエスタン映画なのですが、まるっきり見せ方が違うような気がします。
『許されざる者』は
とにかく西部劇のリアリティを感じさせてくれる場面がたくさんあります。
馬に乗るのも意外に大変だったり、西部劇といえば焚き火に野宿ですが、この映画は野宿途中に天気が荒れて、大雨に打たれた主人公が熱を出して死にそうになったりと、イメージしているかっこいい西部劇とは違い、本物の西部劇の時代は実はかなり『生きることに』必死だったんだよな、と改めて思いました。
特に銃を持つと言うことに関しては、一度でも銃を人に向けて構える事は、自分も死ぬ覚悟がないと構える事が出来ないのと、意外に近くで引き金を引いても緊張、手の震えで目の前にいる人ですら当たらないリアルさ。
一発の銃弾が当たっても、あたり所が微妙なら痛がりながら死ぬまでの時間が妙に生々しい。。。西部劇のイメージの銃撃戦の一発で仕留めるカッコいいガンアクションではない所に凄みを感じます。
そうは言ってもちゃんと最後はカッコいいガンアクションを見せてくれる場面があり、西部劇のリアルさを徹底的に見せて行きながら、終盤になってあれ?今までこの主人公こんなキャラだったっけ。。。いや、よく考えると初めから主人公は犯罪者なんだと、不気味さが一気に吹き出してくる感じが素晴らしいです。
事あるごとに「昔の俺じゃないんだと」言い続けてるし、やってる事も鈍臭い感じを出し続ける演出が最後になってガラリと変わる感が衝撃的です!
映画を観終わった後で感じる人の死の重さや理不尽さ。さすがアカデミー賞をとった作品だと改めて感じます。
いろいろな意見あると思いますが、僕の見た感想は徹底的な西部劇のリアル。だけど気がつけば最後にカッコいい見せ場がある。
ストーリーと演出がとても素晴らしい映画でした!
ウエスタン好きでまだ観てない方にはおすすめです。
あっ!長くなり過ぎたので
『マグニフィセント7』はまた次回。
↑最近のお気に入りのウエスタンイラスト。
↓どちらのバージョンが良いのかわかりませんが、時間あって西部劇が好きならぜひ!