みなさんこんばんは。
1、2回と続いています『ゴシキメン新聞広告を振り返る』の続きで3回目になります。
創業1635年の愛媛の老舗
五色そうめん株式会社森川さん(https://goshiki-soumen.co.jp/)
デザイン事務所カンカクさん(https://kankaku-ad.com/)
それから愛媛新聞社の担当さんなど、いろいろな方に支えられて作ったゴシキメン新聞広告を振り返っています。
3回目は
星よりそうめん
夕闇に包まれた感じがうまく表現出来たとおもいます。
昭和と哀愁をテーマに描いているゴシキメンイラストの新聞広告。
昭和と言えば(平成でも、令和の今でもいると思いますが)車は土足禁止(略して『土禁』)のイメージ強いですよね。
ちょうど昭和の終わりから平成になったくらいのモデルで、当時若者の憧れの車です。
ちなみに当時はまだバブル期でソアラは『ハイソカー』と呼ばれ、今の車ではレクサスのような高級車だったようです。(イラストでは微妙にうっすらTOYOTA SOARERと描いていたのですが、車種の名前はNGになり、新聞掲載時には消してあります)
哀愁ポイントは駐車場に一台のソアラ、夕闇の中のゴシキメン、テールランプの光。
そして、流れ星(ちなみにこの流れ星は僕のアドリブで使ってもらえて嬉しかったです)
画面全体がすでに哀愁。
自分の中のこだわりポイントは
テールランプの光やナンバープレートでしょうか。
ナンバーは549(ゴシキ)
ご16-35は創業の年、寛永12年(1635年)から。
ちなみに車の中に入っているのは五色そうめんの箱
そして、僕が何気に描いたこの車の中のそうめんの箱に気づいたデザイン事務所カンカクさんは、僕のイラスト提出後にすかさず文章を変更していました!
ギリギリの提出でのこの変更は本当ライブのような感じで驚きました!
さすがプロです!
ちなみに『人生意気に感ず』
は五色そうめんさんからのリクエストになります。
人生意気に感ず
人は利害や打算で行動するのではなく、相手の心意気に感動して動くものだということ。
良い言葉です。自分の胸に刻んで置こうと思います。
そして出来上がったイラストはこんな感じです。
ちなみに最初のイメージはもう少しオレンジの夕日だったのですが、本番のイラストでは、もう少し遅い時間の空に変わっています。
裏話
この広告を見た年配の方が、『昔、この車を見たことがあるけど車種がわからない』という事で、それを聞いた家族の方が五色そうめんさんに電話で車種を問い合わせたと言う裏話もあります。
そうめんの売れ行きには貢献出来たからわからないですが、新聞広告にはいろいろな見方があるのだなと、思わずほっこりしました。
一面新聞広告は本当大きいです。たった一枚のイラストですが、キャッチコピー、文字が入ると一つの物語があるようです。
そしてそれが広告になって読んでる人に届いていると思うと感動です。
4回目に続く。。。
※五色そうめんさんのTwitterはゴシキメンの映像がたくさん見れるので是非見て欲しいです!
五色そうめん株式会社森川 (@goshikisomen) | Twitter