井上雄彦 『空白』を読んで、きっとバガボンドは再開すると確信しました。
今週のお題「読書の秋」
お久しぶりです。
ブログ更新できず一週間『空白』になってしまいました。
と言うことで今回は井上雄彦さんの『空白』紹介します。
ずいぶん昔の本になってしまいますが、今、『空白』読んでみました。
みなさん知っていると思いますが井上雄彦さんと言えば『SLAM DUNK』、
『リアル』、『バガボンド』の作者です。
そして僕の中で完結してほしい漫画の中の1つに『バガボンド』があります。
休載してどれくらいたつのかすら思い出せなくなって来ましたが、(調べると単行本37巻は2014年7月23日発行)バガボンドのファンとしてはまた連載始まらないかと思っているのですが、このまま連載始まらずなくなってしまうのかとも思ったりします。
でも大丈夫です!
根拠ないけどまたバガボンド読めるんだと、この本を読んで納得してしまった。
僕は良く図書館で本を借りるのですが
たまたま、この『空白』が目にとまりました。
発売当初からこの本の事は知っていたのですが、どうも手が進まずそのままでした。
何事にもその時その時にピンと来た時が一番のタミイングだと思っているので目に留まったこの本を借りて読んでみることにしました。
インタビュー形式の本で井上雄彦さんの漫画に対して真剣に向かい合っている姿や自身の生き方も語られています。
感想としてはバガボンド以外のどんな事でも真剣に向かい合って、一歩進んだり一歩戻ったり、立ち止まったり、そしてまた進んでと、まるでバガボンドの武蔵のように右往左往して自分の強さを確認するように、井上さんも『バガボンド』という作品づくりに、今できる自分のすべてを注ぎ込んでいる姿が見えてきました。
バガボンドの武蔵は井上さん自身がかなり投影してあるように僕は感じました。
井上さんの生きざまがまるで武蔵です!
真面目で純粋で魅力的あるそんな人が作る作品だからやっぱり『バガボンド』は魅力ある作品になるんだとと改めて思いました。
もちろん他のキャラクターもかなり考えていて、セリフ一つとっても、「この言い方はしないだろう」とか「こういう考え方になっていく」
など漫画と言うか一人一人の人生をえがいていてそれが重なり合って漫画に収まっているのかと思える作品です。
なので井上さんがいる限り作品の外でも武蔵の旅は続いていて、どんなペースになるかわかりませんが、必ずまたバガボンドと言う作品に自身を投影した姿の武蔵が見れる(読める)気がします。
バガボンドファンの方も続きはいつかなと思ったりする事あると思いますが、武蔵は今日もどこかで井上さんと共に歩き続けてる気がします。
井上さんの中の圧力高まったときに必ずまた読めるのだとひとり納得してしまう本でした。
ちなみに『最後の漫画展』は、もの凄い迫力あって感動した思い出があります。
この展示の中で武蔵の最後が語られているのですが、本の中で今ならまた違う最後があるかも知れないと井上さんが語っていています。
この本が出てからさらに時間がたっているので、今のバガボンドの中の武蔵がどんな成長して、時には急成長したり、また欲に取り込まれて我執(自分に対する執着)が大きくなったりと、『最後の漫画展』とは違う成長があるのかと思うとこれからのバガボンドも楽しみです。
そして井上さんの画集は僕のオススメのの1つです。
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